星笹ノ葉倍良
Bambooleaf wrasse
スズキ目 ベラ亜目 ベラ科 ササノハベラ属
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俗に「磯ベラ」と呼ばれる、堤防でよく釣れるベラの仲間です。
本州の沿岸に広く分布しています。
食欲旺盛で、餌釣りをしていると横から突っ込んできて餌を掠め取っていきます。
時には鋭い歯で仕掛けをボロボロにしたり、針をのどの奥まで飲み込んでしまったりするので、餌釣り師には憎まれがちなお魚です。
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ホシササノハベラは幼魚期には全てメスで、成熟すると群れの中で強い個体から順にメスからオスへと性転換します。
オスは沢山のメスを従え、ハーレムを形成して暮らしています。
不思議な生態ですが、性転換することはベラ科のお魚にはありがちなことのようです。
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さらに彼らは水温が下がると、砂にもぐって冬眠するという珍しい習性をもっています。
これもベラ科の一部に共通して見られる生態です。
もしベラをターゲットに釣行するなら、彼らが冬眠から目を覚ます春になってからが良いかもしれません。
下道扱いされがちなベラですが、身はクセが少なく淡白なので煮ても焼いても美味しく頂けます。
体表のヌメリが強いので捌く前には塩揉みをしましょう。
釣り方
堤防の壁際に居ることが多いので、胴付き仕掛けを足元に落としてみましょう。
近くにベラが潜んでいると、飛び出して食い付いてきます。
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