No.62 トカゲゴチ

お魚図鑑

蜥蜴鯒
Japanese flathead
スズキ目 カサゴ亜目 コチ科 トカゲゴチ属

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南日本を主とした本州の沿岸に分布するコチの一種。
コチ科魚類の中では比較的小型の種です。

英名や学名には「Japan」と付けられていますが日本固有種というわけではなく、オーストラリア近海やインド洋にまで広く分布しています。

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コチ科の魚の多くは、瞳の上縁に「虹彩皮膜」と呼ばれる膜状の突出物を持っています。
この部分は種ごとに特徴的な形をしており、見分けのポイントのひとつになります。

トカゲゴチの虹彩皮膜は、木の根っこのように細かく枝分かれしています。

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トカゲゴチ属の近縁種に「ワニゴチ」という魚がいます。
見た目がよく似ていますが、見分けるにはそれぞれの標準和名がヒントになります。

ワニゴチはその名の通りワニのように吻が長く伸びていますが、トカゲゴチはトカゲのように短めです。

またワニゴチは最大60cmほどにまで成長しますが、トカゲゴチは成熟個体でも20cmほど。
サイズ感の比較も、本物のワニとトカゲの関係に似ています。

釣り方

水底の砂地にへばりついて生活する魚なので、底まで沈む仕掛けを使います。

キスを狙って虫餌でちょい投げ釣りをしているときに、下道として釣れることがあります。

また小型といえどコチの仲間のため、小魚の泳がせ釣りやルアーに食い付いてくることもあります。

釣行録

2023年7月 和歌浦漁港

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