真鯒
Bartail flat-head
スズキ目 カサゴ亜目 コチ科 コチ属
・・・
本州沿岸の砂泥地に分布。
水深30メートルくらいまでの浅い海域に棲んでいます。

上から押し潰されたような平たい体が特徴。
あまり動き回らずに砂底に擬態し、エサとなる小魚や甲殻類が近くを通るのを待ち構える肉食魚です。

体色は地味ですが、尻びれは白地に斑模様が乗ったオシャレな模様をしています。
・・・
春から初夏にかけてが繁殖期であり、浅場にマゴチの群れが集まって繁殖を行います。
その後、繁殖を終えたマゴチは産卵で消耗した体力を取り戻すために積極的にエサを補食します。
この夏の時期がマゴチ釣りのハイシーズンです。
カンカン照りの盛夏に釣れることから、この時期のマゴチは釣り人から「照りゴチ」と呼ばれます。
・・・
元々は単に「コチ」という和名が付けられていましたが、分類学の進展によってコチと呼ばれる魚は2種が混同されている事が判明しました。
その後1991年にコチと呼ばれていた魚は「マゴチ」と「ヨシノゴチ」へと正式に分類されることになりました。
元々混同されていただけあって両者の見た目は似ていますが、ヨシノゴチの背中には小さい水玉模様が無数に散らばっている点で見分けることができるようです。
・・・
以前はマゴチは成長に伴ってオスからメスへと性転換をする魚だと考えられていました。
しかし近年の研究では、単にメスの方が大型化する傾向にあるだけで、性転換するわけではないとの説が有力です。
・・・
コチ科の魚の多くは、瞳の上縁に「虹彩皮膜」と呼ばれる膜状の突出物を持っています。
この部分は種ごとに特徴的な形をしており、コチ科魚類の見分けのポイントのひとつになります。

マゴチの虹彩皮膜は一本の突起が、上縁から下に向かって飛び出たような形をしています。
釣り方
水底に居る魚なので、仕掛けは底まで沈める必要があります。
フィッシュイーターなのでルアーや活き餌に好反応を示す他、死に餌でも構わず食い付いてくることが多いようです。
泳がせ釣りでは、底付近を泳ぐキスやハゼが餌に使われます。
コメント