No.37 マハゼ

お魚図鑑

真鯊
Spiny goby
スズキ目 ハゼ亜目 ハゼ科 マハゼ属

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日本全域に広く分布する、体長15cm程度のハゼの一種。
国内で単に「ハゼ」といえば一般的にはこのマハゼを指すことが多いです。

古くから大衆の釣り魚として親しまれてきた魚で、主な釣法を挙げても「ウキ釣り」「ミャク釣り」「ふかせ釣り」「ちょい投げ釣り」と多岐に渡ります。
近年はスプーンやクランクベイトといったルアーを使う釣りも人気があります。

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マハゼは頭上から落ちてくるエサに強く反応する習性をもっています。
また動くものにも興味を示すため、餌をぶっこんで放置するよりも、仕掛けを適度に動かす方が釣果に繋がります。

仕掛けを投げた後にしばらく待っても反応が無いときは、竿をしゃくったりリールを巻いたりして誘いをかけましょう。

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通常、マハゼの寿命は1年しかありません。

春に産まれたマハゼは川を遡り、成長するにつれて河口へと棲みかを移します。
秋には成熟したマハゼが沿岸の深場に集まり、冬の間に産卵活動を行い、翌春にはその生涯を終えるのです。

しかしたまに成長が遅れて、繁殖期までに成熟できなかった個体が出てきます。
そういったのんびり屋さんのマハゼは翌年の産卵に向けてさらにもう1年成長を続け、20cmを越えるような大型になって釣り人を驚かせます。

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マハゼとよく似た近縁種に「ウロハゼ」というハゼが居ます。

生息圏も似ているので、マハゼを釣っていると混じって釣れることがあります。

マハゼとウロハゼを見分けるポイントは顔つき。
マハゼは上顎が長くてシャープな印象の顔付きなのに対し、ウロハゼは下顎が突き出ていて受け口になっています。

釣り方

河口域を中心に、夏は河の上流寄りを、秋は海寄りに棲みかを移す傾向にあります。

ちょい投げで狙うなら、エサは針持ちの良いイシゴカイやイソメがおすすめ。
ホタテの繊維を刺し餌にする釣方もあるようです。

釣行録

2023.10 ちょいとハゼ釣り

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