【串本漁港】南紀遠征、泳がせ釣りで現れたのは?・後編

釣行記

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2023年11月22日(水) 晴れ 長潮 午後5時

辺りはすっかり真っ暗。
11月にもなると日が暮れるのがずいぶん早くなります。

そろそろ今回の釣行のメインイベント、アジの泳がせ釣りを始めます。

先に道糸に結んだ重りだけを海に投げ込んでおき、後からアジを道糸に沿わせて投入します。
いわゆる「エレベーター仕掛け」です。

持ってきた磯竿3本をフル出動させ、堤防に立て掛けてアタリを待ち構えます。

竿先に付けたケミホタルが小さく光っています。

・・・

午後7時頃。
未だに竿に反応は無し。

寒さに耐えつつぼーっと眺めた夜空には、星がたくさん瞬いています。
星座探しなんかをしながら時間を潰していると…

ふいに揺れる竿先のケミホタル。
微かにチリチリと鳴りはじめるドラグ。
竿の様子を見守っていると、ぐいっと大きく竿先が曲がりました!

今だ!

力を込めて磯竿を持ち上げると、重みが乗っているのを感じます。
でも引きはあまり強くないな?
大物ではなさそう…

釣れたのはカマスでした。

アジを襲ったときに絡まったのか、口先に糸がぐちゃぐちゃに巻き付いています。

30cmぐらいかな。
いいお土産が確保できました。

・・・

餌のアジを交換しながら泳がせ釣りを続けます。
ぽつぽつとアタリはありますが、上げてみると

頭だけになったアジ。軽くスプラッタ。

これもカマスの仕業でしょうか。
たまに水面がバチャバチャ鳴るので、カマスの群れが餌を追って集まっているようです。

めげずにアジを泳がせていると、さらにカマスを追加ゲット!
嬉しいけどもっと大物が釣りたいなぁ。

・・・

カマスは海の表層を泳ぐ魚なので、彼らの襲撃を避けるためにはアジを海底のほうへ沈める必要があります。

そこで道糸を滑らせるスナップの根元に2号重りを付けてアジを泳がせました。

すると早速、何かがヒット!

…なにかの足。

多分イセエビかな。

イセエビってアジを食べるんですよね。
以前にも何回か、アジの泳がせ釣りでイセエビが釣れたことがあります。

漁業権云々がややこしいので毎回リリースしちゃいますが。

・・・

午後11時頃。
だんだん冷え込みが耐え難くなってきました。

眠くもなってきたので車内に一時撤退。
しばらく仮眠をとることにしました。

・・・

日付が変わって23日の午前4時頃。

最大のチャンスタイム、朝マズメに向けて急いで準備します。
エレベーター仕掛けの磯竿を3本出して活アジを投入。

さあ来い、青物!

しばらく待っていると、チリリと鳴り出すドラグ!!

逸る気持ちを抑え、しっかりと飲ませてからアワセ!!

乗った!!!

道糸のテンションを緩めないように引き寄せます。
海中から現れたのは…

どう見ても青物じゃないな。
まあ全然走らないし引きも弱かったので、寄せる段階で青物じゃないのは分かっていたけども。

しかもこれミノカサゴだ。
刺されたらやばい奴。

慎重に持ち上げて、とりあえずバケツに水を張って放り込みます。
ミノカサゴって食べられるのかなぁ?

・・・

その後も竿が曲がるのを待ち構えましたが、一向に反応がありませんでした。

夜明けの串本漁港。

海面にはナブラも鳥山も起こっておらず、静かに凪いでいます。

夜明け後も8時頃まで粘ってみましたが、泳がせの竿はピクリともせず。
たまに仕掛けを回収してみても、アジがジタバタしながら元気なまま帰ってきました。

この日はあいにくの若潮で、潮回りも良くないしなぁ。
…と潮のせいにしながら撤収の準備。今回の串本釣行は不発に終わりました。
うーん、残念。

今回の釣果

アジ 27匹
スズメダイ 11匹
メジナ 5匹
カサゴ 4匹
キタマクラ 2匹
アカササノハベラ 2匹
オヤビッチャ 1匹
クロホシイシモチ 4匹
オオスジイチモチ 2匹
アオリイカ 1匹
テンジクイサキ 1匹
シマアジ 1匹
オキゴンベ 1匹
サザナミフグ 3匹
ユカタハタ 2匹
ヤミハタ 1匹
キュウセンフエダイ 1匹
ヨスジフエダイ 1匹
ハナオコゼ 1匹
アカカマス 3匹
ハナミノカサゴ 1匹

イセエビの足 1本

結局、ミノカサゴは捌ける自信が無かったのでリリース。
カマス3匹と余ったアジを持ち帰りました。

サイズ計測

今回のメイン穫物のアカカマス。
最大34cmでそこそこ食いでのありそうなサイズでした。

今回使ったタックル

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