No.11 イトヒキハゼ

お魚図鑑

糸引鯊
Gafftop-sail goby
スズキ目 ハゼ亜目 ハゼ科 イトヒキハゼ属

体長10cm前後のハゼの一種。

主に内湾の砂地に分布しており、キス釣りをしているとよく掛かってきます。

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名前の由来は背ビレの先端が糸を引いたように長く伸びていること。

釣り上げると背ビレがぺたんと寝てしまいますが、水中に入れてやるとスッと伸びるヒレを観察できます。

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イトヒキハゼは別名「手噛み」「噛みつきハゼ」とも呼ばれ、釣り上げた人間の手に噛みついて反撃してくることがあります。

小魚にしては顎の力が強いのでビックリするかもしれませんが、怪我をさせられるほどの咬合力はありません。
慌てずに優しく外してあげてください。

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イトヒキハゼを含むハゼ科の一部は、「テッポウエビと共生する」という面白い生態を持っています。

テッポウエビが掘った巣穴に居候させてもらうハゼは、目が良くないエビの代わりに外敵を監視する役割を担うのです。

この共生の様子が可愛いらしいので、マリンアクアリウム界隈で『共生ハゼ』は人気が高い魚種のひとつとして挙げられます。

釣り方

底が砂泥になっている海域を狙いましょう。

生息圏がキスと被るので、キス釣りの下道として掛かってくることがあります。

釣行記

【青岸】後編 2023.5

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