No.23 アヤメエビス

お魚図鑑

菖蒲恵比寿
Redcoat
キンメダイ目 イットウダイ科 イットウダイ亜科 イットウダイ属

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紅白のストライプ模様がとてもおめでたいお魚。

キンメダイの仲間は深海性のものが多いのですが、イットウダイ科に属する魚は比較的浅い海域に分布しており、岸からでも釣りあげることができます。

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アヤメエビスは夜行性の魚で、夜中にアジング等をしていると外道として食い付いてくることがあります。

日中は岩影や岩の割れ目などに身を潜めているので、狙って釣るのであれば夜釣りに行くのがよいでしょう。

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イットウダイ属の魚には、よく似た見た目のものが何種類か居ます。

その中から本種のアヤメエビスを見分けるポイントは「ひれの付け根」です。

アヤメエビスの背びれと尻びれの後方付け根には、黒ずんだような模様があるんです。

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食味はなかなか良いのですが、捌くのには一苦労します。

イットウダイの仲間は、全身がガラスのように固く頑丈なウロコで覆われています。
そのためウロコを取るのが難しく、ペンチを使う人もいるようです。

またイットウダイ亜科の特徴のひとつでもある、鰓蓋から生えたトゲにも注意。
このトゲには毒があるとも言われており、もし刺されるとズキズキとした痛みに襲われることになります。

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ウロコの下には赤い皮があるのですが、これまた固くて噛み切るのに難儀します。

しかし実はこの皮に旨味があるので、捨ててしまうのは非常に勿体ない。
そこで刺身でも皮を引かずに、皮目に湯をかけて柔らかくする「皮霜造り」や皮をバーナーで炙る「焼霜造り」といった調理法がよく用いられます。

釣り方

黒潮が当たるような暖かい海域で、夜中の常夜灯周りを探ると釣れることがあります。

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