No.55 カタクチイワシ

お魚図鑑

片口鰯
Japanese anchovy
ニシン目 ニシン亜目 カタクチイワシ科 カタクチイワシ属

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北海道から九州までの沿岸域に生息し、大きな群れをつくって回遊する体長10cm前後の小魚。

国内でイワシというとほとんどの場合、「マイワシ」「ウルメイワシ」そしてこの「カタクチイワシ」の三種をまとめて指します。
三種の中ではカタクチイワシが最も小型で、生息域は南方に寄っています。

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カタクチイワシは上顎が下顎に比べて著しく発達しており、口(顎)が片方しかないように見えることからその名が付けられました。

また別名「セグロイワシ」とも呼ばれ、背面が青黒色をしているのも特徴です。

全身が薄くて剥がれやすい鱗で覆われており、釣り上げたイワシが暴れるだけで鱗がポロポロと落ちて散らばります。

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イワシは海中の食物連鎖の底辺付近に位置しており、最下層のプランクトンのすぐ上がイワシです。

イワシのことを補食対象と認識している生物は数多く、イワシは「海の米」なんて表現されることも。
そのため泳がせ釣りにおいては強力な餌となります。

ただし生命力が弱いのがデメリット。
ストックには不向きで、アジのように釣具屋さんで生きた個体が売られていることはほぼありません。
基本的には現場で活きの良いイワシを釣って、すぐに泳がせ仕掛けに掛けるという使い方になります。

釣り方

沿岸の表層を泳ぐ魚です。
タナを浅めに調整したサビキや投げサビキで釣ることができます。
針の大きさは小さいものを選びましょう。

釣行録

2024年 6月 マリーナシティ大波止

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