2024年3月7日(木) 晴れ 中潮 午後3時
そろそろ春の足音が聞こえてきそうな3月の昼下がり。
地上はだんだんと暖かくなってくる時期ですが、海の中はまだ極寒です。
海水が温まるのには1~2ヶ月ほどのタイムラグがあるんですね。
さて今回やってきたのは紀ノ川右岸のドッグラン前。
チヌ釣りの有名スポットです。
チヌの乗っ込みシーズンは例年3月末頃からですが、もしかしたら気の早いチヌがもうウロウロしているかもしれません。
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さてチヌの釣法というとフカセ釣りが思い浮かびますが、今回はお手軽な「ぶっこみ釣り」で挑みます。
釣具屋さんでアオイソメ300円分を買って釣り場へ。
簡単でコスパも良いぶっこみ釣りは、私の好きな釣法のひとつです。寝ていても魚が釣れるって素敵ですよね。
釣り場に着いたので、さっそく置き竿を設置します。
ハリスは長めに2mほど取って、ふわりと仕掛けを投げ込みました。
後はしばらく放置です。
アウトドアチェアに腰かけて、ぼけーっと水面を眺めるひととき。
野外で飲む缶コーヒーはなんだか普段より美味しい気がします。
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と、置き竿の片方が突然ガクン!と跳ねました。
三脚から転がり落ちそうになった竿を慌てて掴み、竿先を上げて合わせを入れます。
よし、乗った!
ドラグ調整に気をつけながら、リールを巻き上げていくと、
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出た!チヌ!
…じゃない。キビレだった。
チヌの偽物みたいなイメージがある、ちょっと不憫なお魚です。
味はチヌにも負けないんですけどね。
むしろチヌより臭みが少なくて美味しいなんて意見もあるぐらい。
まぁ今回のターゲットはチヌなので、キビレ君にはお帰り頂きました。
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午後4時頃。
竿先には小さな当たりすら無く、のどかな時間が過ぎていきます。
ときどき水面を跳ねるボラを目で追ったり。
ドッグランで遊んでいる犬たちを遠目に眺めたり。
ところでキビレの話ですが、彼らは標準和名を「キチヌ」というそうです。
まぁ黄色いひれのチヌなので意味は分かりますが、なんだか変ですよね。
チヌの標準和名は「クロダイ」であって、チヌという呼称はあくまで関西圏でのあだ名みたいなもののはず。
なのに「キチヌ」は正式名称にそのあだ名が使われてしまっているんです。
剛田たけし(通称ジャイアン)の妹の本名がジャイ子なのと似たようなものなのかな。
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てなことを考えながら時は流れ、空がだんだん暗くなってきました。
ここで本日2度目の当たりが!
巻き上げてみると、
ひれが黄色い。
うーん、またジャイ子か。
でもキビレの引きを2回も楽しめたので、今回の釣行は満足できました。
午後6時半頃には日没を迎え、辺りはすっかり暗くなりました。
夜の冷え込みはまだ辛いので、本日はここらで撤収します。
本日の釣果
キチヌ 2匹
サイズ計測
昼間に釣れたのは37cmぐらい。
夕マズメの方は35cmぐらい。
今回使ったタックル
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