虹銀宝
Black-banded blenny
スズキ目 ギンポ亜目 イソギンポ科 ハタタテギンポ属
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青森以南に分布するギンポの一種。
暖かい南日本に多く生息しています。
名前の「虹」は体側の縦縞を虹に例えたものでしょうか。
虹にしてはやけに素朴な配色です。
英名の「Black-banded blenny」は黒い帯模様のギンポといったような意味合いで、こちらの方が見た目にもしっくり来ます。
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幼魚は流れ藻に寄り添って生活する習性があり、成魚なっても水中ブイや潜降ロープなどの海中浮遊物の周りを好みます。
繁殖期の夏にはオスのニジギンポが、海底の岩穴や貝殻、空き缶、空きビン、投棄されたパイプの中などを縄張りとします。
そこにメスを誘って産卵活動を行うのです。
ダイビングをすると、海底の貝殻や投棄物の穴からヒョコっと顔を出すニジギンポの可愛らしい姿を観察することができるそうです。
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ニジギンポを含むハタタテギンポ属の魚は、下顎に大きな犬歯を2本隠し持っています。
指を噛まれるとなかなか離してくれないことも。
流血沙汰になる恐れがあるので、もし釣れたら扱いには十分注意してください。
釣り上げたニジギンポの顔に寄ってみましたが、外からだと犬歯は確認できず。
口をこじ開けるのは可哀想だし噛まれるのが怖いので、そのまま逃がしてやりました。
釣り方
漁港内で船を係留しているロープの周り等を探してみましょう。
足元を狙うので、竿は短いものが適しています。
針は淡水魚用の小針を使用しました。
タナゴ針や秋田狐なども使えると思います。
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