No.42 ヤミハタ

お魚図鑑

闇羽太
Chocolate hind
スズキ目 ハタ科 ハタ亜科 ユカタハタ属

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南日本の暖かい海に分布するハタの一種。
内湾の浅いサンゴ礁域に棲息しています。

成魚でも体長20cmほどにしかならず、ハタとしては最小の部類です。

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見た目が「マハタ」に似ており、マハタの若魚に間違われることがあります。

見分けのポイントは背びれの棘条数。
マハタは11本なのに対し、ヤミハタの背びれ棘は9本しかありません。

さらにヤミハタのエラ蓋の上後部には黒っぽい斑模様があり、こちらもヤミハタ同定のポイントのひとつです。

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夕闇のように暗い褐色の体をもっているため、「ヤミハタ」という悪役みたいな標準和名がつけられています。

しかし英語圏ではその茶色っぽい色合いがチョコレートに例えられ、「Chocolate hind」という可愛らしい名前をもらっています。

同じ茶褐色を表す名前でも、文化圏によって随分印象が変わるものです。

釣り方

陸っぱりからハタを狙うなら魚の切り身をぶっこむのがお手軽です。

暖かい海の魚なので、関東より北では釣るのが難しいようです。

釣行録

2023.11 南紀遠征、泳がせ釣りで現れたのは?・中編

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