No.51 キュウセンフエダイ

九線笛鯛
Yellow-lined snapper
スズキ目スズキ亜目フエダイ科フエダイ属

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近畿以南の暖かい海に棲むフエダイの一種。
赤みがかった頭部と、黄色い体に入る縦帯模様が特徴です。

キュウセン(9線)フエダイという名前ですが、縦帯の数は8本から12本と個体差があるようです。

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小型のフエダイ科の魚は沖縄方言で『ビタロー』と呼ばれ、食味が良いため沖縄では総菜魚として親しまれています。

このキュウセンフエダイもビタローのひとつであり、身はあっさりとしていて微かに甘みがあるそうです。

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サンゴ礁域や岩礁帯の周辺で小さい群れをつくって暮らしており、フエダイ科の近縁種と混泳することも多々あります。

日本近海では、ヨスジフエダイの群れの中に数匹のキュウセンフエダイが混じっているというケースが多く見られているようです。

実際、私が串本町で釣り上げたときも、同じポイントでキュウセンフエダイとヨスジフエダイの両方が釣れました。

釣り方

根の周りに群れをつくるので、底付近を狙った仕掛けが有効。
サンマの切り身のぶっこみ釣りで釣れました。