2023年5月15日(月) 晴れ 若潮 午前11時
砂浜を歩きながらキャストを繰り返します。
キスは時々釣れますが、やはり10cmちょっとの小さなものばかりです。
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片男波海岸は「和歌川」という一級河川の河口部に位置し、汽水環境にあるのでハゼもたくさん棲んでいます。
今回釣れたのはヒメハゼちゃん。
淡水~汽水域に棲息しているハゼの仲間です。
自分の顔よりも大きいキス針に食い付いてきました。
この時期のハゼはまだだいぶ小さいですね。
ハゼ釣りのシーズンは秋頃。
それまでに大きく育ってほしいものです。
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「ガッチョ」ことトビヌメリも相変わらず下道として釣れてきます。
その中に、尻ビレにシマウマみたいな模様がある個体が…
これはオスのトビヌメリの特徴です。
トビヌメリは分類学上「ネズッポ科」の魚に分類されるのですが、ネズッポたちは体型や体色がほとんど同じで、見分けがなかなか難しいグループです。
一番の手掛かりはヒレの形や模様になるのですが、これも性別や成長段階によって全然違ってきます。
ついでに地域環境や個体差による変異も激しいので、釣りの世界ではまとめて「ガッチョ」とか「メゴチ」といった方言名で呼ばれるんですよね。
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さて、講釈ばっかり垂れていますが、肝心の大ギスは未だに釣れず。
お昼の1時を回り、お腹も空いてきたのでそろそろ帰ろうかという気分になってきた頃、
仕掛けを引いていると、何やら重量感が手元に伝わってきました!
でも魚のようにビンビンと引っ張る様子もないので、ゴミか海藻でも引っ掛かったかな?…と思ったら
カニ。
仕掛けの糸に絡めとられたわけでもなく、普通に口元に針が掛かっていました。
カニもゴカイを食べるんですね。
しかもめっちゃ抱卵してらっしゃる。
お母さんガニのようです。
体に絡み付いた糸を切ってから解放してやると、海へと帰っていきました。
元気な赤ちゃんガニがたくさん生まれると良いですね。
今回の釣果
シロギス 7匹
クサフグ 4匹
トビヌメリ 4匹
ヒメハゼ 1匹
イシガニ 1匹
全てリリース
サイズ計測
今回釣れたキスは小さいものばかりだったので、正確な計測はしませんでした。
今回使ったタックル
良形を狙うならキス針の号数をもっと大きくした方が良かったかも。
釣り場で出会ったおじさんが、昨夜に紀ノ川のあたりで20cm越えのキスが揚がったと教えてくれました。
なので次は夜釣りで大ギスを狙ってみたいと思います。
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