白鱚
Japanese sillago
スズキ目 スズキ亜目 キス科 キス属
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日本全国の沿岸に棲息する海水魚。
パールホワイトに輝く美しい魚体から、『砂浜の女王』や『海の貴婦人』の異名を持ちます。
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砂地や砂泥地を好み、小規模の群れで回遊しながら砂中のエサを探します。
毎年4月頃から繁殖活動のためにシロギスの接岸が始まり、初夏には本格的に群れが各地の砂浜にやってきます。
投げ釣り師たちが浜辺でキスを釣る姿は初夏の風物詩とも言えます。
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シロギスは警戒心が強い魚で、水面に上がってくることはほとんどありません。
海底付近を這うように泳ぎ、危険を感じるとすぐに砂の中に潜って身を隠してしまいます。
そのため大掛かりな漁法では捕獲しにくく、一般市場に大量に並ぶことは少ないお魚です。
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シロギスは寿命が長く、平均で4~5年、長寿のものは10年以上も生きることがあります。
齢を重ねたシロギスは体長30cmを越えるほどまで成長します。
この個体は俗に「尺ギス」と呼ばれ、投げ釣り師たちの憧れの的となっています。
ちなみにシロギスの日本最大記録は、平成9年に五島列島で釣られた36.4cmだそうです。
釣り方
キスは釣りの対象魚の中でもかなりメジャーなので、専用の仕掛けがたくさん販売されています。
シロギスは口が小さいので、細いイシゴカイが付け餌に使われることが多いです。
また「チロリ」というゴカイの一種は、シロギスが好む特効餌として知られています。
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